東海汽船さるびあ丸は東京竹芝から主に大島、利島、新島、式根島、神津島に行くときに乗る大型客船です!
今回はその大型客船さるびあ丸を紹介します。
東京(竹芝客船ターミナル)〜式根島の所要時間
■高速ジェット船 :最短2時間20分
■大型客船(夜行):最短9時間
東京の竹芝客船ターミナルから式根島までは約10時間の船旅です。
高速ジェット船は悪天候で波が高いときなど欠航する確率が高いですが、大型客船は高速ジェット船が欠航の場合でも運行する可能性が高いです。
3代目 さるびあ丸
東海汽船の3代目さるびあ丸は2020年6月25日に就航した船で、船内は新しくとても快適です。
喫煙所は6階にしかありません。
展望デッキ(7階)の床はゴムチップになっていて、寝転がって星空観察をすることもできます。
運賃
区画 | 2等 | 特2等 | 1等 | 特1等 | 特等 |
東京~大島 | 4,410 | 6,620 | 8,820 | 10,590 | 12,340 |
東京~利島 | 4,910 | 7,360 | 9,810 | 11,780 | 13,740 |
東京~新島 | 5,930 | 8,910 | 11,870 | 14,240 | 16,620 |
東京~式根島 | 5,930 | 8,910 | 11,870 | 14,240 | 16,620 |
東京~神津島 | 6,290 | 9,440 | 12,570 | 15,090 | 17,600 |
※時期によって運賃は変動します。
東海汽船の各船の最新の運賃は東海汽船ホームページで確認できます。
東海汽船の予約方法はこの記事で紹介しています↓
船内客室・設備
1等室
さるびあ丸の1等室は、定員6~12名の部屋です。
顔の部分がパーテーションで仕切られていて、プライベートに配慮された作りになっています。
布団セット | トイレ | TV | ロッカー | コンセント | アメニティ | |
1等室 | ○ | ✕ | ○ | ○鍵付き | ○ | ✕ |
夜は毛布1枚では寒いこともあるので、寒さ対策をしておくと安心です。
※船内で毛布レンタル可(1枚100円)
特等と特1等以外は、タオルや歯ブラシなどのアメニティが付いていないので
必要に応じて持参する必要があります。
アメニティは船内の自動販売機で販売もしています。
特2等室
1等室と特2等室の両方を利用しましたが、個人的には特2等室の方が圧倒的に快適でした!
特2等室は女性専用客室があるので、女性も安心して利用できます。
2段ベットで一区画につき最大4人が利用することになります。
カーテンでプライベート空間を確保でき、枕元にコンセントや鍵付きロッカーもあるので不便な点がありません!
1等室よりもマットレスが分厚いので、しっかり睡眠が取れました。
私は身長160cmですが、枕元にリュックを置いても足元には十分なスペースがありました。
2等和室
2等椅子席
1等室と2等和室の大きな違いは?
1等室 | 2等和室 | |
布団セット | 有 | 枕のみ※船内で毛布レンタル可(1枚100円) |
テレビ | 有(共有) | 有(共有) |
鍵付きロッカー | 有(全席) | 有(全席) |
コンセント | 有(全席) | 有(共有) |
さるびあ丸の1等室には布団セットがあり、2等和室は敷布団、掛布団がありません。
布団セット:敷布団、掛布団、枕
どこでも寝れる体質だけど、イスよりも床で横になって眠りたい人などは2等和室で問題ないと思います。
布団セットがある場所で寝たい人は、1等室か2等室(2段ベッド)がいいと思います。
1等室と2等和室の違いは、布団と枕があるかないか!
なぜ特2等室よりも1等室の料金が高いのか?
さるびあ丸の特2等室は、仕切りがある2段ベッドの客室です。
大体10人前後分のベッドごとに部屋が区切られています。
1等室には顔の横に低い仕切りがあるだけで、大げさに言うと寝返りをして隣の人にぶつかる可能性がある作りです。
プライベート空間はほぼなく、6~12人で1つの空間を共有します。
乗船料金は、特2等室よりも1等室の料金が高いです。
個人的に、半個室の特2等室よりも1等室のほうが安いのでは?という印象があったので、
設備などに大きな違いがあるのか東海汽船の方に聞いてみたところ
書いてある情報以外に大きな違いはないとのことでした。(書いてある通りの違いしかない)
特2等室、1等室それぞれに布団セットがあり、コンセント、金庫もあります。
カーテンで空間の仕切りを作れるのが特2等室、顔部分のみパーテーションで仕切ることができるのが1等室です。
座席が埋まる順番は、特2等室が先に埋まることが多いそうです。
私は初めて1等室を利用しましたが、どちらがいいかは好みによるなと感じました。
今回は全体の乗船客が少なく、私が利用した1等室の部屋には私たち2人ともう1人だけ(計3人)だったので
特2等室にはないであろう開放感もあり、乗船客同士の距離があって人がいることにストレスは感じませんでした。
空いている1等室で船内泊を過ごしましたが、
特2等室よりも高い料金を払って1等室を利用するメリットは感じられませんでした。
強いて言えば、1等室は広くて開放感があったなくらいです。
乗船客が多く空席がない状態で1等室を利用すると、区切りのない1つの空間に10人前後の人が過ごすことになるので
プライベート空間を確保して過ごしたい人は特2等室がおすすめです!
特2等室:プライベート空間を確保したい人におすすめ。
1等室:開放感のある空間で過ごしたい、他の乗船客とのコミュニケーションも楽しめる人におすすめ。
画像引用:東海汽船ホームページ
女性専用の部屋はある?
東海汽船のインターネット予約では「女性優先席」で絞り込み検索ができます!
※「女性優先席」があるのは大型客船のみです。
電話予約の際は予約センターに女性優先席を希望する旨を伝えましょう。
乗客数が多い時を除いて、空きがあれば女性優先席エリアを利用することができます。
特2等は女性専用の客室があり、男性の立ち入り禁止の掲示があります。
慣れない船旅でも、女性が安心して利用できるように配慮されています!
慣れない船旅でも、女性が安心して利用できるように配慮されています。
トイレ
シャワールーム
展望レストラン
大型客船は船内にレストランがあります。
東京夜発⇒各島行の便では、出発後と翌朝に営業しています。
伊豆諸島の名産品を使ったメニューもあります。
自動販売機
さるびあ丸船内の自動販売機では、アルコール、ジュース、アイス、カップ麺、お菓子、東海汽船グッズ、アメニティ用品などを販売しています。
カップ麺は給湯器でお湯を入れて食べるので気軽に食べられます。
自動販売機はすべて共有スペースにあるので、乗船客であればだれでも利用することができます。部屋や展望デッキでは食べ飲みしている人がたくさんいます。
東海汽船グッズにはタオルやトランプなどがあり、旅の思い出やお土産にもいいと思います。
貸毛布券売機
貸毛布は1枚100円です。
乗船時の注意点
船内は空調が効いていて温度が低めです(寒い)!
特等室以外は、基本的に他の乗船客と空間を共有することになるので、各空間(部屋)にエアコンが設置されていても自由に温度調整がしにくいかと思います。
初めて乗船される方は特に、暖かい時期でも簡単に羽織れる上着やタオルを持っておくと安心です。
さるびあ丸からの景色
まとめ
ジェット船では味わうことができない、船旅を過ごすことができる大型客船さるびあ丸です!
大型客船で東京から大島~神津島に行くと、ジェット船よりも時間がかかって船内泊になりますが、その分、船の中で過ごしたり景色を堪能したりと様々な楽しみ方ができます。
大型客船で大島~神津島に行くときは基本的に東京竹芝を夜遅くに出発するので、翌日を早朝から島で過ごすことができて、より有意義な時間の使い方をすることもできます。
素晴らしい魅力がたくさん詰まっている東京の島々にも、是非遊びに行ってみてください!